大正十一年六月
梅雨の神保町

会津から上京してきた 玉森 は、
帝大合格を目指す浪人生。
しかし底知れない空想癖とだらしない性格が災いし、
たった二年で下宿先に見限られてしまう。
とある縁で古書店・梅鉢堂
住み込みで働くことになった玉森は、
同郷の親友らに甘えながらも
浪人生という猶予期間を謳歌していた。

そんな中、頼りにしていた親友の
相次ぐ自殺怪死。
雨の降る三日間を
なぜか繰り返していることに気づいた玉森は、
彼らを掬うため神保町を奔走する。

何が現実で、
何が幻覚なのか。

友人の死の謎を追う、
ポップオカルトな大正ミステリー



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